テトラグラフ写真室

冷泉荘の屋根うら部屋に、自然光で撮影できる写真スタジオをつくりました。

冷泉荘は、福岡大空襲によって焼け野原になった博多の町が復興していく時代に、近代的なコンクリート造りの集合住宅として建てられました。

この建物が古くなっても丁寧に手入れをしながら使い続けていくことを決め、耐震補強工事を完成させました。新たにテナントビルとしてリノベーションミュージアム冷泉荘がスタートします。

2009年11月1日。木漏れ日が差し風が通り抜ける、ここ冷泉荘の最上階に、ちいさな写真スタジオがオープンしました。
テトラグラフ写真室の床板は、この冷泉荘が建てられた時、それぞれの部屋で畳の下に敷いてあった板でした。

冷泉荘が大規模なリノベーションを行った時、前の入居者さんが、各部屋からこのアンティークな木材を持ち寄って敷き直して再利用した唯一無二の床板。

あっという間にひとめ惚れしてしまいました。

写真は、素材をありのまま写し出します。この床と、たくさんの作品を作っていきたいなと思ったのです。

床板に合わせて、屋根うら部屋のお客さまをお出迎えする入り口に、ガラスのドアをつくりました。

5階までの階段は、とても珍しいフラットな踊り場のあるユニークな作り。古くてきしむ音が楽しい、階段のステップを登りながら、外から斜めに入る光が踊り場ごとにさして、建物の記憶を想像させてくれます。



テトラグラフ写真室の東側、アルミの扉から出られる小さなベランダでも撮影することがあります。

このベランダの手すりは、年季の入った錆がいまも成長していて、大好きな手すりです。危ないからということで全てが新しいものになってしまうご時世ですが、この手すりから感じる時の流れやこの町の歴史も、大切にしたいと思うのです。

テーブル代わりにしている台で、火起こしも楽しめるベランダです。ここでたくさんの人たちが、色々な話を聞かせてくれてます。お茶を飲んだりランチを食べたり、バーベキューをしたり。その時の気分とメンバーで、気軽にアウトドア気分を楽しんでいます。

周囲のビルに囲まれた空間からすっぽり抜ける空は、とても気持ちがよくて。

最上階までお散歩に来られた方は、お声掛けください。美味しい珈琲をごちそういたします。

テトラグラフ写真室では、大切な写真は必ずプリントしていただくことをお伝えしています。

それは、写真を残す一番の方法が「紙」に焼き付けておくことだと考えているからです。

1枚からプリントを受け付けています。プリントすることで、写真がまた別の顔を見せてくれます。額装するのかアルバムにするのかによって、またまた別の顔を見せてくれます。

プリントを大切に残しておくためのプロダクトをご用意しておりますので、写真を丁寧にフレーミングする魅力をぜひお楽しみください。
1日1組のペースで撮影をしています。

少し時間をかけて、根掘り葉掘りお話させてもらってます。このお客さまのくすぐったい部分はどこだろうな、なんてことを考えながらおしゃべりしています。

クスッと笑ってもらえたら撮影に入ります。

スタジオ撮影のほかに、ロケーション撮影もご相談いただけます。

お家を建て替えた記念に自宅で、いつもの仲間と遊んだ場所で、プロポーズされた場所で、ご家族と一緒に遊びに行った場所でなど、お好きな場所をご指定いただければお伺いいたします。

既存の撮影プラン以外にも、ご希望やご予算に合わせたお見積もりを行っていますので、お気軽にご相談ください。

リノベーションビル冷泉荘を見学に来られる方もたくさんいらっしゃいます。中洲界隈をお散歩がてら、ふらっと屋根うら部屋にも遊びにいらしてください。